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2026.09.16

適応障害とは?
― 仕事や学校に行くことがつらくなったとき ―

 適応障害とは?
― 仕事や学校に行くことがつらくなったとき ―
「朝になると、会社へ行くのがつらい」、「仕事のことを考えると眠れない」、「職場に近づくと動悸や吐き気がする」、「休日は少し元気なのに、日曜日の夜になると苦しくなる」
このような状態が続いていませんか。
そのつらさの背景には適応障害が関係していることがあります。
 
適応障害とは
 
適応障害は、仕事、学校、家庭、人間関係など、本人にとって大きなストレスとなる出来事や環境の変化に関連して、心や身体にさまざまな症状が現れ、日常生活に支障をきたしている状態です。
たとえば、異動や転職、昇進、職場の人間関係、過重な仕事や責任、入学、進学、転校、家庭内の問題、大きな生活環境の変化などがきっかけになることがあります。
同じ出来事でも、感じる負担は人によって異なります。「ほかの人は平気だから、自分も耐えなければならない」と考える必要はありません。
心だけでなく、身体に現れることもあります
適応障害では、不安や気分の落ち込みだけでなく、「眠れない」、「朝起きられない」、「食欲がない」、「頭痛や腹痛がする」、「動悸がする」、「吐き気がする」、「身体が重く、何もする気になれない」など、身体の症状として現れることもあります。
特に、職場や学校へ行こうとすると症状が強くなるという方もいます。
このような状態を、単純に「甘え」「気持ちの問題」と決めつけることは適切ではありません。
休みの日に元気なら、病気ではない?
「会社を休むと少し楽になる」
「休日には買い物や趣味を楽しめる」
そのため、「遊べるなら仕事にも行けるのでは?」
と思われることがあります。
しかし、ストレスとなっている状況から離れることで症状が軽くなることはあります。
休日に少し元気になるからといって、平日のつらさが嘘ということではありません。
一方で、症状の現れ方は人によって異なり、うつ病、不安症、睡眠障害、身体疾患など別の状態が関係していることもあります。
そのため、自己判断で「適応障害だ」と決めるのではなく、現在の状態を整理することが大切です。
適応障害とうつ病は同じではありません
適応障害とうつ病には、気分の落ち込み、不眠、意欲低下など、似た症状がみられることがあります。
しかし、両者は同じものではありません。診察では、
「何がきっかけだったのか」
「いつから症状が始まったのか」
「仕事から離れたときにはどうなのか」
「睡眠や食欲はどう変化したのか」
「以前楽しめていたことを楽しめるか」
などを確認しながら、総合的に状態を判断していきます。
治療では、現在の状態を確認したうえで、休養や生活環境の調整、職場・学校との調整、心理的な支援、必要に応じた薬物療法などを検討します。場合によっては、休職や復職について一緒に考えることもあります。
「仕事に行けない」には、理由があるかもしれません
まずは、
「何が自分をこれほど苦しくさせているのだろう」
と整理することから始めてみてください。
一人では整理できなくても構いません。
診察室では、「仕事に行くのがつらいです」その一言からでも大丈夫です。
あかつき心のクリニックでは、症状だけではなく、その方の仕事や学校、家庭環境なども伺いながら、これからどうしていけばよいのかを一緒に考えていきたいと思っています。
「まだ頑張れるから」と、限界まで一人で抱え込まずに。
どうぞご相談ください。
あかつき心のクリニック 院長
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